<プロボクシング:WBC世界ライトフライ級王座決定戦12回戦>◇30日◇東京体育館

 WBC世界ライトフライ級3位八重樫東(31=大橋)が、ペドロ・ゲバラ(25=メキシコ)と対戦。ゲバラが7回KO勝ちで新王者に。敗れた八重樫は3階級制覇に失敗、9月のローマン・ゴンサレス戦に続き連敗となった。八重樫東(31=大橋)×7回2分45秒KO○ペドロ・ゲバラ(25=メキシコ)【7R】開始直後にゲバラに再びドクターチェックが入る。中盤はゲバラが手数を増やし、八重樫をロープ際に追い込む場面が目立つ。八重樫は足の動きが鈍く、ダメージの色が伺える。ラウンド終盤、ゲバラの左ボディがクリーンヒット。八重樫は顔をゆがめ、膝から崩れ落ちダウン。そのまま10カウント。ゲバラがKOで新王者に。【6R】ラウンド開始直後、ゲバラの大きな左が顔面をとらえ、八重樫の足が止まる。これを受け、八重樫は足を止めて打ち合う戦法にシフト。その後も八重樫から前進し、プレッシャーをかけていく。一方でゲバラは左ジャブでけん制しつつ、ガードを高くしてカウンターを狙う展開。【5R】ここまでの中間採点はジャッジ2人がゲバラを支持。ラウンド序盤は中間距離で散発的な打ち合い。中盤からはゲバラが手数を増やし、鋭い左ジャブを突き出しながらプレッシャーをかける。しかし2分を過ぎた頃には八重樫が単発ながらもカウンター気味のストレートなどをヒットさせる場面を作る。