K-1中量級の創成期を支えた武田幸三(36=治政館)が、10月26日の「WORLD

 MAX」(横浜アリーナ)を最後にK-1から引退すると発表した。15日都内で行われた会見に、ピンクのスーツ姿で出席。「季節外れですが、桜のように散ります」と話した。

 昨年大みそかの「Dynamite!!」では、K-1ルールながら総合格闘家の川尻達也に完敗し、責任を感じていたという。また、3月に長男が誕生、7月に父義夫さん(享年67)が亡くなるなどし「あと何試合できるかを考えた時に『ずっとやっていくことはできない』と感じた」と引き際を悟った。引退試合では、02年のMAXを制した強豪クラウス(オランダ)と対戦。「最後だからといって(弱い相手との)安全運転はしない」と話した。