WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(29=真正)が、2階級制覇優先を打ち出した。7日、神戸市内で新年の初練習を行った。10度防衛中の王座を返上しての2階級制覇か、具志堅用高の日本記録(防衛13度)を狙うのか、次戦の動向が注目されているが、真正ジムの山下正人会長は「2階級制覇が最優先」と語った。同会長は、11日開催のWBA世界スーパーバンタム級王者プーンサワット-細野戦の勝者と交渉することも明かした。フェザー級まで視野に入れ、「(返上か防衛か)1月中の早い段階で決めたい」。交渉が不発に終われば11度目の防衛戦となるが、いずれにしろ同会長は次戦を「4月ごろ」と設定した。