東洋太平洋フェザー級王者・松田直樹(34)が同ミドル級王者の佐藤幸治(29=いずれも帝拳)との「KO競演」を宣言した。両選手は都内で2日、3日の防衛戦(東京・後楽園ホール)の前日計量を行った。57・1キロでパスした松田は「佐藤とダブルで派手なお祭りにしたい」とダブルKO防衛に意欲を見せた。

 松田は6月29日に34歳になりベテランの域に入った。それでも「年齢は気にしてない。世の中の三十路(みそじ)にまだまだいけるっていうのを見せたい。僕は世界しか見ていないので、東洋じゃ苦戦したくない」と、蘇晶錫(韓国)との初防衛戦に完勝して世界への扉をこじ開けるつもりだ。

 2度目の防衛戦で尹仁栄(韓国)の挑戦を受ける佐藤は72・5キロで計量をパスした。松田の呼びかけに「巻き込まないでくださいよ」と笑いつつ「どのような内容で勝つかだと思います」と必勝を期していた。