前東洋太平洋ウエルター級王者佐々木基樹(34=帝拳)が14日、20日の同スーパーライト級王者ランディ・スイコ(30=フィリピン)戦(東京・後楽園ホール)に向けて不退転の決意を示した。この日、都内ジムで約1時間半の調整を行った佐々木は「負けたら引退です」と語った。ここまで言い切るのは「これで負けたら実力がなかったってあきらめもつく。ばっちり」と言うほど調整が順調な裏返しでもある。WBA世界ウエルター級王者センチェンコ(ウクライナ)に判定負けした09年10月の悔しさを晴らすべく、まずは東洋太平洋2階級制覇で世界再挑戦への道を切り開く。