旧PRIDEヘビー級王者エメリヤーエンコ・ヒョードル(35=ロシア)が21日(日本時間22日)、プロ総合格闘技からの現役引退を正式に表明した。

 ヒョードルと2度対戦して日本人選手で唯一白星を挙げた“世界のTK”こと高阪剛氏が、引退を惜しんだ。00年12月にリングスで対戦し、フックを浴びせて出血によるレフェリーストップでTKO勝ち。05年4月のPRIDE武士道で再戦しTKO負けした。「今まで対戦した中で、あれだけ拳の固い選手はいなかった。誰もマネできない、自分の感性で戦って地位を築いた選手。正直、UFCでも見たかったが、引退後の彼の世界的な役割に期待したい」と話した。