<プロボクシング:東洋太平洋スーパーライト級タイトルマッチ12回戦>◇11日◇東京・後楽園ホール

 王者・小原佳太(27=三迫)が同級1位の岩渕真也(29=草加有沢)を12回TKOで下し、初防衛に成功した。

 小原が12回、カウンターの左フック1発で、壮絶な打撃戦を制した。「過度に攻めないのが良かった」と、相手のパンチをもらっても最後まで慌てなかった。10戦連続のKO勝ちに、「日本、アジア最強を目指していきたい」。今回の試合で世界ランク入りする可能性も高く、三迫会長は「層が厚い階級だが、チャンスを作れれば」と話した。