プロボクサー辰吉寿以輝(じゅいき、18=大阪帝拳)が、将来的な新人王戦出場を視野に入れた。プロテスト合格から一夜明けた25日、大阪市内のジムで練習。来春予定のデビュー戦へ動きだした。本格的なボクシング歴2年弱の18歳には、多くの試合経験が必要。そのために「新人王戦は出たいです。とりあえず試合がやりたい」と口にした。

 寿以輝の所属ジムがある西日本エリアの新人王は4勝以下の4回戦ボクサーがトーナメント形式で争う。アマチュア経験豊富な選手とぶつかる可能性もあるが「気にならない。負ける気がしないので」と言った。

 西日本新人王戦は毎年3月末にスタート。デビュー戦と時期が近いだけに来年の出場はないが、16年は候補として浮上する。元世界王者の父丈一郎が経験しなかった舞台に向けて18歳が腕を磨く。【益田一弘】