大相撲宮城野部屋(東京都墨田区)に所属する熊ケ谷親方(元十両金親)の山村和行容疑者(45)が知人の男性を暴行したとして傷害容疑で逮捕された事件で、山村容疑者が金属バットのほかに金づちでも男性を殴っていた疑いがあることが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁捜査1課は、日常的に暴行を加えていた可能性があるとみて調べている。山村容疑者は容疑を認め「ミスを繰り返すので罰を与えるようにした。最初はおでこを指ではじく程度だったが、エスカレートして暴力を振るうようになった」と供述している。

 捜査1課によると、山村容疑者は、男性に昨年4月ごろから車での送迎やスケジュール管理などを担当させていた。昨年から暴行をしていたとみられる。男性は腰付近を中心にけがを負っており、暴行が発覚しないよう衣服で見えにくい場所を狙った可能性もあるという。

 宮城野部屋には横綱白鵬が所属している。