すでに優勝を決めている横綱白鵬(31=宮城野)が、横綱鶴竜(30=井筒)を下して全勝で今場所を終えた。鶴竜は11勝4敗。大関稀勢の里(29=田子ノ浦)は横綱日馬富士(32=伊勢ケ浜)押し出して、13勝2敗だった。日馬富士は10勝5敗。

 他の大関勢は琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)が豪栄道(29=境川)を寄り切り10勝5敗とした。豪栄道は9勝6敗。照ノ富士は関脇琴勇輝(25=佐渡ケ嶽)に押し出しで敗れ、3日目から13連敗となった。

 三賞は、10勝を挙げた前頭4枚目栃ノ心(28=春日野)が技能賞を初受賞。敢闘賞は自己最高位の前頭8枚目で11勝を挙げた御嶽海(23=出羽海)が選ばれ、初の三賞受賞となった。殊勲賞は3場所ぶりに該当者がいなかった。

 十両は元幕内千代の国(25=九重)が12勝3敗で12年名古屋場所以来2度目の優勝。注目の新十両宇良(23=木瀬)は10勝5敗、同じ新十両の佐藤(19=貴乃花)は11勝4敗だった。

 幕下は東農大出身の小柳(22=時津風)が優勝。先場所まで十両だった阿武咲(19=阿武松)を7戦全勝同士の優勝決定戦で破り、最下位格付け出しでデビューした先場所の三段目に続き、連続で制覇した。

 三段目は琴太豪(23=佐渡ケ嶽)、序二段は近大出身の玉木(22=高砂)、序ノ口も近大出身の池川(22-八角)がそれぞれ7戦全勝で13日目に優勝を決めている。