世界ユース金メダリストでアマチュア49戦無敗&9冠を誇る「ザ・キング」ことルーキー藤木勇我(18=大橋)が所属ジム興行内でプロテスト(B級=6回戦)を受験し、即日合格した。日本ボクシングコミッション(JBC)の萩原実コミッショナーから合格証書を手渡された藤木は「ほっとしています。自分のボクシングは、まだまだこんなものではない。デビュー戦までしっかりと仕上げたいデビュー戦までお預けということでデビュー戦を観に来てください」とファンに呼びかけた。

実技テストでは日本ユース・ライト級王者で日本同級8位のサウスポー橋本舞孔(21=DANGAN)とのスパーリング(3分3回)やシャドーボクシング(1回)を披露。日本ランカーを相手にプレッシャーをかけて前に出ると、強烈な左ボディーを何度もねじ込むなど技術力の高さをみせつけた。それでも藤木は「100点満点で5点ですね」と辛口の自己採点。さらに「緊張はしなかったが、ただの力不足。6回の想定をし、そのテンポでやってしまった」と反省することも忘れなかった。

6月10日、東京・後楽園ホールの所属ジム興行メインイベントに登場。WBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級15位ウィラ・ミカム(28=タイ)との6回戦(59・9キロ契約体重)でプロデビューすることが発表された。プロ初陣に向け、藤木は「プロボクサーとして試合に臨めることをうれしく思う。ミカム戦に向けて対策している。メインに選ばれたからには仕上げたい。勝てれば何でもいい。いろいろ試して自分のスタイルをみせられたら」と意気込んだ。

藤木の愛称「ザ・キング」は所属ジムの大橋秀行会長(61)が命名した。同会長は「相手はランカー。今日のプロテストは10%の力しか出せていなかった。プロデビュー戦は200%の力を出してほしいね」と大きな期待を寄せていた。