女優仲間由紀恵(37)が主演するテレビ朝日系ドラマ「そして誰もいなくなった」(3月25、26日午後9時)制作発表会見が2日、都内で行われた。

 席上で津川雅彦(77)が、胆のうがんの闘病と並行して出演した渡瀬恒彦(72)の、撮影中の様子について明かした。津川は「がんの渡瀬恒彦は(現場の)みんなが、いたわったわけです。がんを押して頑張ったわけで、みんな和やかにし、優しくし、気を使った。その次に気を使われたのは僕…感謝しております」と語った。

 また向井理(35)も、渡瀬について「渡瀬さんは、誰よりも早く現場に入られるので、みんな現場に入るのが早くなりました」と、渡瀬が精力的に撮影に臨んでいた様子を振り返った。

 この日、スケジュールの都合で会見を欠席した渡瀬は、次のようにコメントを寄せた。

 渡瀬 本日はこのような席に出ることが出来ず申し訳ありません。(中略)仕上がりは、どうなっているのか…テレビの前にお座り下さい。

 「そして誰もいなくなった」は、英国の作家アガサ・クリスティの世界的な名作ミステリーで、日本での映像化は初めて。この日は、他に大地真央、藤真利子、橋爪功、柳葉敏郎、国村隼、余貴美子、荒川良々、沢村一樹が出席した。【村上幸将】