20日に乃木坂46を卒業、芸能界から引退する橋本奈々未(23)が5日、パシフィコ横浜で行われた握手会イベントに出席した。これが最後の握手会となった。

 握手会の間、涙するファンや「幸せになってね」と声を掛けるファンの言葉に耳を傾け、何度もうなずいた。終了して退場後、11年8月の乃木坂46オーディション最終審査で歌った「ツバサ」が流れる中、再び会場に姿を見せた。中央のステージに上ると、大歓声を浴びた。

 キャプテン桜井玲香(22)から花束を渡された。「5年前から握手会をしてきて、たくさんの方とお話できたのはなかなかできない経験だと思います。今までありがとうございました」と感謝した。毎月第3週にレギュラー出演しているTOKYO FM「SCHOOL OF LOCK!」について、「今月20日から23日まで出ます! 20日に卒業するけど、23日までラジオはあります」と発表し、大歓声を浴びた。

 卒業当日の20日に発売するセカンド写真集「2017」についても語った。「写真集の公式ツイッターとか、いろいろやっているんで、そっちもチェックしてみてみてください。私の、冥土の土産にねっ」と笑わせた。「帰りは混雑すると思うので、気をつけて帰ってくださいね」と気遣った上で「今日が最後になる方、本当にこれまでありがとうございました。さようなら!」とあいさつした。

 その後、会場を横断するフェンスの端から端まで練り歩いた。ファンが橋本のラストソング「サヨナラの意味」を合唱する中、笑顔で手を振っていた。