<フィッシング道>

 道南森町の鳥崎川で9日、ブラウントラウト狙いの渓流釣りを楽しんだ。産卵前のためほぼリリースしたが、2人で4時間ほどで25~44センチ18匹、15~20センチのニジマスが5匹釣れた。

 鳥崎川は国道5号を横断している。ダム湖から約4キロほど進んだ地点から入渓し、上流域の堰堤まで釣りながら上った。水温8度で水量は多くない。わずかに濁りはあったが、条件はまずまず。竿(さお)は4・5メートル、道糸1号、マス釣9号にブドウ虫をエサにした。渓相は、8~15メートルの川幅に岩場を削った深場が数カ所。川底は砂地で岩盤溝や石があり、魚が定位するポイントが多いことから、渓流ファンには魅力のある場所だ。

 産卵前のせいか浅い流域での反応は鈍かったが、深く緩やかな川底や駆け上がりで、40センチ強が多く釣れた。道南の渓流釣りは氷結するまで楽しめるが、鳥崎川は紅葉シーズン終了後、ダム湖手前のゲートが閉まるため徒歩での入渓になる。【リポーター・小林誠二=66】