東京都の小池百合子知事は10日、都内で自身の政治塾「希望の塾」で講演した後、取材に応じ、来年夏の東京都議選に、塾生の中から候補者を選抜、擁立する意向を初めて明かした。

 「小池塾」で講師を務めた名古屋市の河村たかし市長は、講義で「小池さんは、納税者のための新党を早くつくってちょー」と、早期の新党結成を促した。「びびるなと言いたい。結成なら私も参加する」。今後、東京、名古屋、大阪の3都市圏の首長が連携した勢力結成にも「可能性はあると思う」と述べた。東京五輪ボート、カヌー・スプリント会場選定問題のあおりを受けた埼玉県の上田清司知事や竹中平蔵・東洋大教授、小池氏の支援で千代田区長選に出馬する石川雅己・千代田区長らが講師を務め、タレントのエド・はるみ、仮面女子の桜雪ら塾生が講義に耳を傾けた。