日本出版販売(本社・東京)は先月26日、猫に関する知識を問う「第1回ねこ検定」を全国5都市で開催した。昨今の猫ブームを受けて新設された検定だが、収益金の一部を保護団体に寄付し、動物愛護の普及啓発にも貢献しようとしている。

 猫の検定試験は、今回が初めてではない。ケーブルテレビなどで視聴できる動物専門チャンネル「アニマルプラネット」が09年8月、犬検定など4種類の動物検定を新設。翌年8月の第2回で、猫検定の3級試験を加えていた。11年8月の第3回が社内事情で延期され、現在も行われていない。犬の知識を問う検定試験は多く、日本ペット技能検定協会の「ドッグ検定」や動物愛護社会化推進協会の「犬の飼い主検定」などが知られる。