福井県は19日、「ポストコシヒカリ」として開発した新ブランド米の名称を「いちほまれ」に決定したと発表した。この日、都内で名称発表会を行い、選考に携わった服部学園の服部幸応理事長は「最終的に日本一にしなきゃいけない、ということで決まった」と話した。

 コシヒカリは1956年に福井県で生まれた銘柄。同県はこの後継米を6年をかけて開発した。昨年12月から今年1月まで名称を公募し、10万7652件の応募があった。

 選考委員の一人であるコピーライターの仲畑貴志氏は「ライフサイクルの長い商品。インパクトよりも長い消費に耐える名前ということで」と選考理由を説明した。西川一誠県知事は「日本一、世界一を目指す。コシヒカリを生んだ福井の米、農業に対する誇りを表す名前」と話した。

 今後、福井県は積極的に「いちほまれ」のPR活動を行う予定で、今秋に試験販売を予定。2018年から本格的に販売を開始する。