だんだん日差しが強くなっています。日焼けした肌を自慢したいあなたには待望の季節!!

 でも無防備に焼くのは肌にも髪にも危険がいっぱいです。ヘアメークアップアーティストのKUBOKI氏が美容エディターの大塚真里さんと警鐘を鳴らしています。

 大塚

 今日はよく晴れているから、出かける前に洗濯物を干してきました。この日差しならよく乾きそう!

 KUBOKI(以下、K)

 ここ数年は猛暑が続いていますが、今年の夏も暑くなりそうな予感が。

 大塚

 そうですね。おかげで毎年、女性向けの雑誌では、日焼け止めの企画が大人気です。

 K

 僕も女性誌のロケ撮影ではモデルさんの全身に日焼け止めを塗るので、ひと夏に何本も使い切ってしまいますよ。

 大塚

 昨年は「日傘男子」なんて言葉もはやりましたよね。

 K

 そうですねぇ…。でも、それは10~20代のごく一部で、実際、多くの男性はむしろ日焼けしたいと思っています。

 大塚

 確かに、真っ白よりは軽く日焼けしている方が精悍(せいかん)な印象に映りますよね。でも、紫外線の害は侮れないから心配。

 K

 最近、美魔女ブームなど年齢よりも若く見える女性が増えたといわれますが、その理由のひとつに日焼け止めの浸透があるんじゃないかと、僕は思っています。日焼けをすると肌が乾燥してゴワゴワしますよね。シミも増える。さらに、肌の弾力を支えている線維がダメージを受けて、シワやたるみも悪化するというから恐ろしい!

 大塚

 日焼けをしない女性が増えたから、女性の見た目年齢が下がったんじゃないかということですね。確かに、それは一理あるかも。皮膚科医に取材をすると、「肌の老化の約80%は紫外線が原因」といわれます。男性もぜひ、日焼け止めを!

 K

 そこが、難しい問題なんですよね。日焼けした方が引き締まって男らしく見えるというのは事実だし。それと、男は肌がベタベタするのが苦手です。

 大塚

 確かに。

 第8回<2>につづく。

 [2014年5月26日12時38分]

 【焼くなら肌を守りながら!】海や山などで長時間過ごすときは、顔や体に日焼け止めを塗ろう。日焼け止めの効果はSPFという数値で表示され、2~10程度の軽めのものならキレイに日焼けしつつ、肌ダメージも防げる。