EXILEのフィジカルトレーナーを務める吉田輝幸氏が、日刊スポーツ読者のために正しい体の使い方などを伝授する「EXILEエクササイズ」第2回のキーワードは「お尻は神様」です。

 ここで、笹森記者が吉田氏に、趣味のゴルフのスイングチェックを依頼しました。棒を使ったアドレスの姿勢から、実際のスイングまでチェックし、吉田氏はニヤリ。

 吉田氏

 構えたときに、9対1くらいで背筋を使ってしまってますね。尻の筋肉と腹筋が使えるようになれば、アドレスが全然違うと思いますよ。よくプロゴルファーでひざを負傷する人がいますが、それは尻の筋肉が使えてないから。何百球、何千球と打つ中で、ひざに負担がかかってしまうんです。

 さらに野球で鍛えた笹森記者の“尻チェック”が続きます。

 吉田氏

 野球をやってた人は、意外とお尻の筋肉がしっかりしている。ただ笹森さんは、残念なことに使えてないですね。片足になった時に、尻の筋肉が使えてないので、横ぶれが入ってます。あおむけになった時も、右足のお尻の方が意識できなくて、背筋で腰を上げてます。だいぶ(尻の筋肉を)持て余してますね。

 体を機能的に使うために最重要という「尻の筋肉」が、いかにうまく使えていないかが、よく理解できたと思います。次回から、吉田氏の強調する「お尻と下っ腹」を常に意識しながら、前回紹介した各種テストを読者の皆さまに実践していただきます。その結果、浮き彫りになった各問題点をクリアするための具体的なトレーニング方法を紹介していきます。

 第2回おわり。【取材・構成=山田準】

 [2013年8月9日13時16分]尻の筋肉が使えていないと、片足になった時に横ブレする