EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が、正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」第7回は、「腰痛」にスポットをあてました。

 吉田氏がまず細江記者に試した腰痛テストは、「ハムストリング・レイズ」(写真上)と「スタビリティ・プッシュアップ」(写真下)の2つ。まずはあおむけで片足を上げる「ハム―」から。

 吉田氏

 非常に体が柔らかいです!

 以前の2人とは全然違いますね(笑い)。でも、柔らかいのにヘルニアになったということは、腰に負担がかかっているということ。どういう動きが弱いのかチェックしてみましょう。

 続いて、うつぶせで、手を前方に出した状態で腕立て伏せする「スタ―」。

 吉田氏

 顎をひきましょう。頭の先まで手を持っていって下さい。このままで、「せ~の」で腕立て伏せして下さい。

 細江記者

 えっ、この体勢でですか?

 ひえええ。

 吉田氏

 今、体がそってるか、山なりになってるかですね。腹筋のインナーマッスルが弱いのかもしれないですね。

 外見はソフトでも負けず嫌いの細江記者。何度も「スタ―」に挑戦しますが、体がそるか、山なりになるかの繰り返しでした。

 吉田氏

 関節を動かす要素として2種類あります。1つは「安定性」。もう1つは「可動性」。この2つがちゃんとできていれば、体に負担がかかりません。細江記者は、ももの裏が柔らかくて可動性はありますが、腹筋を固めるような、おなかの安定性がない。常に背筋を使って力を出そうとしているので、その蓄積で腰に負担がかかっています。

 第7回<3>につづく。【取材・構成=山田準】

 [2013年9月27日15時55分](2)「スタビリティ・プッシュアップ」で安定性をチェック