EXILEのフィジカルトレーナー吉田輝幸氏が正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。先週に引き続き25回目の今回も「マラソン編」です。吉田氏が運営するPCPセンターのトレーナー篠塚千夏さんは理想のランニングフォームを求め、改善トレーニングに入りました。マラソンに限らず全ての運動の基本は正しく体を使えるようにすること。足首、尻、肩甲骨などの動きを良くするためのトレーニングに挑戦です。

 改善トレーニング(1)

 

 

 

 ふくらはぎのストレッチ

 (写真7)

 吉田氏

 今のテストを踏まえ、改善トレに入りましょう。まずふくらはぎを柔らかくするトレーニング。(浮かした片足が)下がっているのがスタート。これで3秒止め、そのまま上げてまた3秒。これを10回繰り返す。ふくらはぎが硬い人は下ろした時、角度が鋭角にならないので、がに股になる。がに股だと地面に力が伝わらず、体がぶれやすくなるので体や腰が痛くなります。ふくらはぎが硬いと、足首が硬いということ。これがいわゆる「ウンコ座り」ができるようになる、ふくらはぎの改善トレーニングです。

 改善トレーニング(2)

 

 

 

 ドギー

 

 

 

 

 

 

 

 

 (写真8、9)

 吉田氏

 次に犬の動きに似ているのでドギーと呼んでいるトレーニングをやりましょう。四つんばいになって片足を上げます。これはお尻の筋肉を使います。骨盤が傾かないところまで上がればいい。体が硬かったり、筋力が弱い人は上がりません。骨盤の位置は床と平行に。これも3秒上げて、下げてを10回。これでお尻の横側の筋肉が鍛えられます。お尻は基本的に使えてない人が多い。女性は硬い人が多いですね。

 篠塚さん

 きつい。

 吉田氏

 (初のダメ出しに笑顔で)そうでしょ、そうでしょ。でも実は彼女、スーパーアスリートなんです。「走り方教えて下さ~い」とやってきて、練習5日でフルマラソン完走してしまいましたから。

 篠塚さん

 そうでした。何か照れます。

 吉田氏

 篠塚さんは優秀です。少し残念。これまで登場して下さった(日刊スポーツの)方々は伸びしろがあるので逆に楽しかったな。

 一同

 わははは。

 第25回おわり。【取材・構成=山田準】

 [2014年3月28日10時30分](8)ドギーのポーズのスタート(9)ドギーのポーズのフィニッシュ。尻の横側の筋肉が鍛えられる