EXILEのフィジカルトレーナー、吉田輝幸氏が正しい体の使い方を伝授する「EXILEエクササイズ」。第38回は、トレーニングの基礎をもう1度やり直したいという人にお勧めの3種目を選びました。ジョギング前のウオーミングアップにも最適です。また、ダイエットにも効果があります。チャレンジしてみてください。

 (2)ショルダーローテーション

 手を大きく伸ばしその後引き寄せることで肩甲骨に効くトレ

 吉田氏

 中腰になって両手を斜め前に伸ばします。伸ばした手のひらは外側に向けて開いた状態で構えます。おなかに力を入れて、手の先から腰までが一直線。肩が上がりすぎないように注意してください。膝は軽く曲げて足裏全体で床を押すイメージで体を支えます(写真3、4)。これが基本姿勢です。このまま、腕を曲げて手のひらを内側に回すようにして両手を斜め後方に引き寄せます。この時に肩甲骨を寄せていきます(写真5、6)。目線は床に向けて背筋は伸ばしたまま。手首を回しながらやるのは、その方が肩甲骨がより大きく動くからです。背中が丸まったり(写真7)、手が上がらないのは悪い例です(写真8)。これでは肩甲骨が使えていませんから。もし、理想の姿勢ができなくても少しずつやっていきましょう。トレーニングを積み重ねれば、じきにできるようになるはずです。

 第38回<3>につづく。【取材・構成=松本久】

 [2014年6月27日17時4分](4)ショルダー

 ローテーションの正しい基本姿勢(横)(5)両手を斜め後方に引き寄せ肩甲骨を寄せる(正面)(6)両手を斜め後方に引き寄せ肩甲骨を寄せる(横)(7)背中が丸まってはだめ(8)手が上がらないのもだめ