リングサイドで激闘を見守った女子レスリング吉田沙保里(33)が、“総合格闘技転向”を否定した。同じ55キロ級で何度も戦った村田夏南子(23)の総合格闘技デビュー戦などを観戦し「目の前で見ているので、自分も血の気が騒いできました」とニッコリ。判定勝ちで滑り出した後輩に対し「デビュー戦であそこまで戦えると思わなかった。ああいう技もできるんだ…と思いながら見ていました」と賛辞を贈った。

 吉田は五輪で3大会連続の金メダルを獲得。今年のリオデジャネイロ五輪では4大会連続金を目指す。「霊長類最強女子」などと呼ばれてきた王者だが、総合格闘技転向については「やっぱり怖いよね。殴り合いっていうのは。見ているだけで満足です」と笑った。