自由党の小沢一郎代表は8日の定例会見で、くすぶる衆院解散・総選挙のタイミングについて「1月にあるべしということで、(選挙の態勢づくりを)進めたい」と述べた。

 野党勢力の結集を訴える小沢氏は先日、旧民主党時代の恩讐(おんしゅう)を乗り越える形で、民進党の野田佳彦幹事長と会談。その席でも「お互いに解散・総選挙は1月、少なくとも1月ということで、態勢をつくろうということで一致した」という。「それ以降なら、夏、秋以降になるだろう」と述べ、選挙準備を加速させる方針を示した。

 また同党は、自由党に党名変更して初めての室内用ポスターも製作した。前身の「生活の党と山本太郎となかまたち」では、小沢氏と山本太郎共同代表とのツーショット写真が使用されたが、党名変更を機に、小沢氏がピンで登場するスタイルが「復活」した。

 キャッチフレーズは、「結集。」。小沢氏は、由来について「国民の生活が第一、政治は生活だという党の基本理念は変わっていないが。今の状況の中では、安倍政権はNO、政権を変えないといけないという人が結集し、手を携えることがいちばん大事だ」と強調。「みんなの意見で、結集という言葉がいちばんいいということになった」とも述べ、あらためて野党勢力の結集の必要性を訴えた。