平昌冬季五輪(ピョンチャンオリンピック)のフィギュアスケート男子で金メダルを獲得した羽生結弦は、開催国の韓国や中国でも「貴公子のような容貌」(韓国紙、中央日報)などとして一定の人気を得ている。韓国語ファンサイトは羽生の優勝後のコメントを翻訳して掲載。中国のネット上には「4年後の北京五輪で待っています」などと祝福のメッセージが相次いだ。

 韓国のネット上では、日本に批判的な立場から羽生の実力を否定したり、冷淡に反応したりする投稿がある一方、「スター性がある」「国とか関係なく、すばらしかった」など肯定的な書き込みも見られた。

 中国では、前回のソチ大会で羽生が金メダルを獲得して以降、ファンが急増。17日の五輪2連覇に、ファンらはネット上に「おめでとう。同じ時代に生きて、あなたに会えてよかった」などと書き込んだ。

 上海市の女性会社員(22)は「痛みに耐えて金メダルを勝ち取った姿に勇気をもらった」と大感激。「スケートの美に国境はない」と話した。