在リオデジャネイロ日本総領事館は12日、リオデジャネイロ五輪が開幕した5日から11日までの1週間に日本人の犯罪被害は強盗やすりなど計9件だったと発表した。領事館で把握していないケースもかなりあるとみられ、実際の被害はより多そうだ。けがをした人はいないとしている。

 内訳は、すりが5件、強盗が2件、置引が2件。総領事館は、外国人観光客が多く集まる場所で犯罪が多発しているとして「邦人被害のクライム・マップ」を総領事館のウェブサイトの五輪特設ページで公開し、注意を呼び掛けている。

 強盗2件は、開会式が行われた競技場があるマラカナン地区で発生。短銃や刃物で脅され、スマートフォンや財布などを奪われた。