東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織員会の武藤敏郎事務総長が26日に理事会の会見で、新型コロナウイルス対策として専門家会議を立ち上げることを発表した。安全安心な大会に向けて、感染症など専門的な知識を持つ学識経験者6人により構成。初回は今月30日に行い、本大会までに4回行う。

選手らのコロナ対策などをまとめたプレーブック第2版について、武藤事務総長は28日にアスリート版、30日にはステークホルダーやメディア向けのをそれぞれ発表するとし「引き続き安全安心な大会にするべく準備していきたい」と話した。

出席者からは「コロナ感染者が出ることは避けられない中で、どういうコロナ対策をするのかしっかり道筋を見せることが大事」「アスリートには大会後に帰国した後のフォローもするべき」などの意見が出た。