柿沼信也(31=埼玉)が決勝で一撃を狙う。準決10Rは前団のもつれを見極め、最終2角からまくって快勝した。

 「前の決着がつくのをみてから仕掛けた。先行したかったがしょうがない」と苦笑した。それでも文句なしの一発に、同県の先輩宮下貴之が決勝で「迷うことなく任せる」と言い切った。決勝のライバルは準決でデビュー11連勝を決めて1、2班戦デビュー戦で完全Vに王手をかけた107期の吉田拓矢。相手に不足はない。