山崎智也が快勝し、今年2回目の優勝を飾った。G1制覇は16年4月桐生以来で、通算31回目となった。

スタートはコンマ13と少し遅れた。だが、中沢和志の攻めを封じると先マイに成功。バックでぐんぐん伸びて逃げ切った。駆る11号機は前節、中間整備が入って急上昇。さらに伸びを引き出した。「エンジンを信じて舟券を買った皆さん、おめでとうございます。もうエース機ですよ」と相棒に感謝した。

長女の小葉音(こはね、17=群馬)が、ボートレーサー養成所を卒業したばかり。父として威厳を見せ「お祝いごとに強いので、今節は楽しみでした」と笑顔がはじけた。

これで11月に芦屋で開催されるSGチャレンジカップ出場圏内に入った。年末のグランプリ出場も視野に入れる。「今年はパッとしない1年だったけど、まずはチャレンジ出場を確実にしたい」と気を引き締め直した。【奈島宏樹】