日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)の通訳に、03-05年に東京Vでアルディレス監督の通訳を務めるなど、能力に定評がある羽生直行氏(38)が就任することが25日、決定的になった。28日の日本代表メンバー発表の席で、同時に発表される見込みだ。

 羽生氏はアルディレス氏に付いて清水、東京Vなどで通訳を務めただけでなく、06年に仙台でサンタナ氏、08年終盤に磐田でオフト氏の通訳も務めている。アギーレ監督の母国語スペイン語だけでなく、英語、ポルトガル語も堪能。アギーレジャパンには英国人のゲリング・コーチもおり、スペイン語と英語が飛び交うだけに、多彩な言語能力は必要不可欠。そういう意味でも羽生氏は適役だ。

 直前までウルグアイ大使館で勤務しており、職場での最終的な調整を残すものの、視察などの「試用期間」での評価は高い。名通訳がアギーレ監督の4年間の挑戦を支えていく。