[ 2014年2月20日8時24分

 紙面から ]

 フィギュアスケートの高橋大輔(27=関大大学院)が、現役続行を選択した場合は18年平昌五輪を目標にする考えを明かした。19日、練習リンクでエキシビション(22日)に向けて練習。6位だった男子シングルから5日たって、注目の去就について「世界選手権(3月、さいたまスーパーアリーナ)があるのでそれが終わってからゆっくり考えたい」と、悩める胸中を口にした。

 来季については「滑っていないと思う」と休養する考えを示した。その上で復帰か、引退かを熟考する。「やっぱり4年スパンで自然と考えるので。次、どうせやるなら、4年後の五輪を目指してしまうので。途中でやめるというのもありとは思いますが、五輪に1度、出てしまうとそうなる。休養が結果的に引退になるかもしれないし、それはわからない」。復帰する以上は、31歳で4度目の五輪出場を目指すつもりだ。

 9日の団体男子フリーでは31歳プルシェンコの演技に刺激を受けた。「ロシアの皇帝」は前日18日にテレビ番組で5度目の五輪に意欲を示している。高橋は「え、まじっすか!?

 引退表明していたじゃないですか!」と仰天。「僕、31歳なんですよね、平昌。プルシェンコと4歳違いなので。年齢(が区切り)ではないと思う。ただ今までの『ソチに行きます』みたいに、勢いでは言いません。僕は1年間休んだこととかないので、ちょっと頭も休めたい」。笑顔でそう口にしていた。【益田一弘】