ファミスタオンラインへのOB選手加入を記念して、入団発表会が日刊スポーツ独占取材で行われた。入団会見の模様とともに、オープン戦編では実際に試合を行っている風景をレポートする。また、17日にはファン待望の新着情報を公開。
入団会見編
かつて球界を沸かせたサウスポートリオ、川口和久(50)、阿波野秀幸(45)、今中慎二(38)の3投手がファミスタオンラインに入団した。久々にユニホームに袖を通した3人が晴れの入団会見に臨み、意気込みや目標などを熱く語った。
- ファミスタ入団発表会での川口投手
記者 「入団おめでとうございます! 今のお気持ちを聞かせてください。最年長の川口投手からお願いします」
川口 「新たな気持ちといいますか、現役復帰できてうれしいですね。家族にも相談しましたが『好きにやったら』と応援してくれました」
阿波野 「これまで近鉄、巨人、横浜でプレーしましたが赤いユニホームは初めて。燃えるものがありますね」
今中 「う~ん。左肩の調子はあんまり良くないんですが、やる以上は頑張ります」
記者 「対戦してみたいバッターは?」
- 入団が決まり、気合みなぎる阿波野投手
川口 「巨人のラミレス選手ですね。見逃すタイプではないのでうまくファウルを打たせて、最後は内角へのカットボールか、外角へのスクリュボールで仕留めたいですね」
阿波野 「巨人の坂本クンと対戦したいですね。自分のストレートがどこまで通用するか試してみたいです」
今中 「左対左になりますが巨人の小笠原選手かな。追い込んで最後はスローカーブで打ち取りますよ」
記者 「西武に皆さんのライバル、菊池雄星投手が入団します」
川口 「いい球団に入ったと思いますよ。自分のスタイルを貫いて頑張ってほしいですね。10勝はできると思います」
阿波野 「15勝はいくんじゃないですか。同じ左投手ですが速くて魅力あるストレートを持っていますからね」
- 笑顔で握手する今中投手
今中 「2ケタはいくんじゃないですか。まずはストレートにしっかり磨きをかけてほしいですね」
記者 「最後に目標とファミスタオンラインユーザーへメッセージをお願いします」
川口 「20勝を目指したいですね。先発、中継ぎ、抑え、何でもやります。体力には自信がありますし、球数は気にしないでどんどん使ってください」
阿波野 「現役時代にできなかったノーヒットノーランを一度やってみたいですね。しっかり体を作り直して老獪なピッチングを目指します」
今中 「先発ローテーションをしっかり守って15勝を目指します。球数は少なめで100球くらいで完投できるよう頑張ります」
- ◆川口和久(かわぐち・かずひさ)
- 1959年7月8日生まれ 鳥取県出身
鳥取城北高→デュプロ 81~94広島(ドラフト1位) 95~98巨人
139勝135敗 登板数=435 防御率=3・38 奪三振数=2092 投球回数=2410 完投数=98 完封数=25 与四死球=1076
【タイトル】
最多奪三振3回(87,89,91年) オールスター出場6回
※左腕からの速球を武器に86年から6年連続2ケタ勝利 奪三振王3回84,86,91年と3度のリーグ優勝に貢献
- ◆阿波野秀幸(あわの・ひでゆき)
- 1964年7月28日生まれ 神奈川県出身
桜丘高→亜細亜大 87~94近鉄(ドラフト1位) 95~97巨人 98~00横浜
75勝68敗5S 登板数=305 防御率=3・71 奪三振数=985 投球回数=1260 完投数=70 完封数=11 与四死球=446
【タイトル】
最多勝利1回(89年) 最多奪三振2回(87,89年) 最優秀新人(87年) ベストナイン1回(89年) ゴールデングラブ賞1回(89年) オールスター出場4回
※86年ドラフトで3球団抽選の結果近鉄に入団。1年目から活躍しリーグ最多201奪三振を記録、同じ15勝の西崎幸広をかわし新人王を獲得。88年から4年連続開幕投手を務め、89年19勝で最多勝獲得。
- ◆今中慎二(いまなか・しんじ)
- 1971年3月6日生まれ 大阪府出身
大阪桐蔭高 89~01中日(ドラフト1位)
91勝69敗5S 登板数=233 防御率=3・15 奪三振数=1129 投球回数=1395・1/3 完投数=74 完封数=16 与四死球=421
【タイトル】
最優秀投手1回(93年) 最多勝利1回(93年) 最多奪三振1回(93年) 沢村賞1回(93年) ベストナイン1回(93年) ゴールデングラブ賞1回(93年) オールスター出場4回
※93年は17勝で最多勝を獲得し、沢村賞。この年ヤクルト戦の16奪三振はリーグタイ記録。140キロ台後半の快速球と90キロ台の大きなカーブの組み立ては芸術的。