女子マラソンのリオデジャネイロ五輪代表、福士加代子(34=ワコール)が来年のマラソン再挑戦を計画していることが23日、分かった。所属先の永山監督が「マラソンを走ることはやめない。来年になってしっかり体調を整えてどこで走るか、考えたい。海外のレースという選択肢もある」と今後の見通しを示した。

 福士は金メダルを目標に掲げた8月のリオ五輪で14位。レース直後に「(マラソンは)もうやんねー」といつもの“福士節”で言った。ただ6月の右足炎症の影響で万全の調整ができなかった悔いも残っている。

 現在は軽い練習を再開して、10月の全日本実業団女子駅伝予選会に出場を予定。福士自身は38歳で迎える東京五輪を視野に入れているという。永山監督は「日本のレベルが急激に上がれば厳しいが、体調を整えて出場レースをしっかり選べば、4年後(の可能性)もあるとは思う」と話した。