今秋のアジア大会男子マラソン代表の川内優輝(27=埼玉県庁)が26日、新たな目標を設定した。マラソンを2時間19分台以内で走る「サブ20」だ。現在、全34度のマラソンに完走し、サブ20が33回、サブ10が6回。次回のドイツ・ハンブルクマラソン(5月4日)をサブ10で走れば、高岡寿成を抜き日本人単独最多となる。さらに新たに掲げたのが、あるサイトで発見したというサブ20の“日本記録”。「宗猛さんの34回が最多みたいなので僕は未公認の2回を含めて次のハンブルクで並ぶ」と話した。

 この日は日体大記録会の1500メートルに出場。スピード体感の狙いも、序盤は引っ張る展開となり「まさかマラソン選手の僕が(ペースメークに)使われてポイ捨てされるとは…」と3分54秒87の11組12着と撃沈。あては外れたが、レース後は元気ハツラツ。川内節さく裂で面目躍如となった。