<世界陸上>◇4日◇男子マラソン◇クッチェボサン運動記念公園(韓国・大邱)発着の42・195キロ

 マラソン2回目の尾田賢典(30=トヨタ自動車)には、29位と悔しい結果となった。「世界のスピードに対応できなかった。大会前の練習は、距離重視だったけどやはりスピード強化もしなければ」と語った。

 レース15キロ付近から先頭集団に離されたが、懸命に粘り、ゴール付近で順位を上げた。「以前痛めた左足に違和感がでた。自分のペースを維持しようとしたけれど、難しかった。気持ちだけで走った」と語った。

 マラソンはどう?

 の質問に「良い経験になった。今回は悔しい思いをしたけど、またマラソンに挑戦したい」と30歳からマラソンを始めた遅咲きのランナーは、前を向いて話した。