<男子ゴルフ:ブリヂストンオープン>◇初日◇22日◇千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C(7138ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)◇観衆3950人
賞金ランクトップの石川遼(18=パナソニック)が1イーグル、2バーディー、3ボギーの71で回り、首位に5打差の32位でスタートした。前週の日本オープンでは携帯電話のシャッター音で邪魔されるなど観客のマナーがクローズアップされる中、運営側の対応もあってプレーしやすい環境が整って「マナーは最高。今季で一番いい」と笑顔で終えた。
ラウンド後、ギャラリーのマナーについて聞かれた石川は「本当に皆さん、マナーも最高ですし、集中してやれた。今季一番いいと思いました」と、晴れやかな表情で話した。15番では林に入った第1打をギャラリーが拾い上げるハプニングがあったが、ギャラリー整備を担当する係員からギャラリーに対してカメラ撮影などで注意があったのは数えるほど。前週の日本オープンとは違う静けさの中で、純粋にプレーに意識を向けられた。
ギャラリーの動きを気にしたのは、18番の第3打のウオーターショットの時だけ。靴を脱いで池に入る際に「カメラ止めてください!」と大きな声を出した。携帯電話で動画の撮影を開始する音が聞こえたためといい、「残念ながらカメラ禁止なので。もしあれで保存されてたら、逆に貴重かもしれないですね」。冗談を交えて振り返れるほど、それ以外には大きな問題は起きなかった。
どの大会でもギャラリーの多くは石川目当てだけに小さな問題は起きていたが、前週の日本オープン最終日には、6番の第4打前、カメラ付き携帯電話のシャッター音が鳴って、石川が珍しく怒りをあらわにした。この問題を受けて大会側は、この日来場した3950人全員に、カメラ撮影の禁止を告知するビラを入場口で配布。カメラの一時預かり所も設けた。
プレーしやすい環境の中で、好発進といきたいところだったが、プレーは「出だしで良い流れに乗れず、アイアンの距離感、方向性に自信が持てなかった」と不満の残る内容だった。高く左に曲がる「ハイドロー」で、名物の御神木越えを狙った左ドッグレッグの541ヤードの16番パー5では「ドローせずにストレートに抜けた」と奥のラフに突き抜け、稼ぎどころでパー。「明日からは攻め方を変える」と表情が曇った。
それでも、最終9番では残り260ヤードから3番ウッドでピン奥6メートルにつけて、出場102人中ただ1人のイーグル。「アンダーパーで回った実感がない」としながらも、2日目以降に上位が狙える位置につけた。ギャラリーのマナーが改善し、次は自身のプレーも改善といきたいところだ。【阿部健吾】

