昨季の日本ツアー賞金王の石川遼(18=パナソニック)が11日、マスターズ(4月8日開幕、オーガスタ・ナショナルGC)など米ツアー出場のため渡米。初出場の昨年に予選落ちしたマスターズでの上位争いに自信をのぞかせ、不倫騒動で出場自粛中のタイガー・ウッズ(34=米国)の復帰を待ち望んだ。

 2度目のマスターズへ、石川は期待感をにじませた。成田空港での会見。ウッズに関する質問が出ると、待っていたとばかりに切り出した。

 石川

 世界のすべてのゴルフファンが、復帰を待っている。僕も再会することを望んでいる。

 コースでの練習を再開したウッズに、マスターズまでの復帰を熱望した。初出場の昨年のマスターズは緊張と戸惑いで我を失い、同じ舞台に立って戦っている実感がなかった。しかし、今年は違う。

 昨年のマスターズで予選落ちした後、1年計画でリベンジの準備をしてきた。特に明暗を分けたバンカーショットのミスを克服するため、「1日1時間、300時間」の目標を掲げバンカーショットを強化してきた。直前調整では2月の米ツアーで痛感した飛距離不足を克服するため、ドライバーで1日200球打ち込んだ。マスターズのコースと同質の砂を入れたバンカーでも練習した。

 石川

 これ以上、準備できないほど、やれるだけのことはやった。昨年プレーしたコースだし、イメージして会場に行ける。安心感がある。

 昨季は史上最年少で日本の賞金王を獲得。自分でもこの1年間のレベルアップを実感している。それだけにウッズともう1度同じ舞台で、戦いたいという気持ちがより強くなった。ウッズの復帰を心待ちにしながら、18日開幕のトランジションズ選手権から米ツアーを転戦する。【田口潤】