<米男子ゴルフ:トランジションズ選手権>◇2日目◇18日◇米フロリダ州パームハーバー、イニスブルック・リゾート(7340ヤード、パー71)◇賞金総額550万ドル(約4億4000万円)優勝99万ドル(約7920万円)

 石川遼(19=パナソニック)が終盤に崩れて、今大会2年連続の予選落ちに終わった。12番終了時点では予選通過圏内の通算1アンダーだったが、13番のダブルボギーと14番のボギーで失速し73。通算2オーバーの93位で決勝ラウンドに進めなかった。最大目標の4月マスターズへ、勝負どころのホール戦略に課題を残した。今田竜二(34)も通算7オーバーの136位で予選落ち。クリス・コーチ(37)ら2人が通算9アンダーで首位に並んだ。

 痛恨のダブルボギーだった。石川は12番でチップインバーディーを決め、予選通過圏内の通算1アンダーに入った直後の13番パー3。第1打がグリーン手前の池へ落ちた。「あの流れで、あのミスはあり得ない。かなり痛かった」。14番パー5は第2打がグリーン手前の木に当たり、第3打も寄せきれず、3パットでボギー。2年連続予選落ちで4月のマスターズへ課題が残った。大震災の被災者を元気づける結果を残せず「悔しさはさらに増します」。多方面から支援依頼が来ており、方策を模索中だが「まずはプレーで1人でも多くの人を勇気づけたい」。まだ肩を落とすわけにはいかない。【木村有三】