米男子ゴルフのRBCヘリテージは19日までサウスカロライナ州ヒルトンヘッドのハーバータウン・リンクス(パー71)で行われ、石川遼は通算7オーバーの291で予選を通過した中では最下位の75位だった。続く苦戦に「積み重ねが足りないだけ」と元気がなかった。

 最終日は10番からスタート。終盤5ホールは、後ろの組に追いつかれて4人でプレーする異例のラウンドだった。同組の米国選手がギャラリーにジョークを飛ばすなど、緊張感には欠けた雰囲気。優勝争いの“裏”でのプレーに「やっぱり嫌。それに尽きる」とこぼした。池に打ち込んでのダブルボギーが3度と乱れ、75をたたいた。

 シーズン半ばを過ぎ、出場13大会で予選落ちが6度。昨秋の開幕戦の19位が最高だ。フェアウエーキープ率が5割強で193位と不安定さが目立つ。「自分はこつこつと積み重ねていかないといけない。1日1000回とか素振りして培ってきている。疲れたからと甘えていた部分はあった」と不振の理由を分析した。

 現在のポイントランキングは140位。8月下旬の125位までがシードを維持できる。2季前は141位に終わり、下部ツアーとの入れ替え戦を経験した石川。「まだまだこれから。ここから再スタートでやろうと思っている」と巻き返しを期した。