女子ゴルフのゴルフ5レディースは4日、岐阜・みずなみCC(6559ヤード、パー72)で開幕する。

 前日3日はプロアマ戦が行われ、2週前のCATレディースで3年ぶりの復活Vを飾った服部真夕(27=LIXIL)がホールインワンを達成した。

 8番パー3(183ヤード)。服部が6番アイアンで放ったショットは、ピン左手前1メートルにキャリーし、カップに消えた。

 「いい感触だったし、ピンに寄ったなとは思ったんすですが…入ったところは見てないんですよ」

 本人だけでなく同組のアマチュア3人もカップインを見届けていなかった。グリーンに向かって歩き始めた時、大会関係者の無線から「…あの…入ったみたいですよ」ともれ聞こえてきて、一同「え~っ!」と仰天したとか。

 これは“吉兆”かもしれない。エースは生涯3度目で、過去2度は08年NEC軽井沢72と09年CATレディースの本番中に決めた。その試合の順位は5位と6位。今大会で優勝すれば、自身初のシーズン2勝となり、生涯獲得賞金が4億円を突破する。

 服部は「いや~、そりゃあ試合にとっておきたかったです。油断しました」。冗談半分で会心の一打を振り返った。ショットの好調が続いているのは、間違いない。勢いに乗って、V争いだ。