【仁川(韓国)=亀山泰宏】世界選抜の松山英樹(23=LEXUS)がリベンジに挑む。出場メンバーから外れて調整と応援に専念した第2日終了後、第3日の組み合わせが決定。地元韓国の■相文とのコンビで米国選抜のマット・クーチャー、ビル・ハースのペアと対戦する。試合形式は第1日に敗れた、1つのボールを交互に打つ「フォアサム」だ。チームは3勝1分け1敗と意地を見せ、通算で4・5ポイントを獲得。米国選抜との差を1ポイントに縮めた。

 松山が歴代賞金王タッグで今大会初勝利を狙う。ペアとなる■相文は11年日本ツアー賞金王で日本語でのコミュニケーションが可能。開幕前の6日に一緒に練習ラウンドを回った際には「■相文と組めば飛距離が同じくらいなので、やりやすいということも出てくるかもしれない」と話していた。第3日の午前は「フォアサム」形式とあって、自分が打ったような距離感で勝負できるのはプラスだ。

 この日の午前は練習場で入念に調整。■相文の組がハーフターンするのを待って、10番からコース脇で応援に回っていた。日本からは東北福祉大の阿部靖彦監督や気心の知れた大学の先輩、佐伯三貴が観戦に駆けつけている。■相文が受ける地元の大声援も松山には心強い味方となりそうだ。

 ◆プレジデンツ・カップ 米国と世界選抜(欧州以外)による、隔年開催の対抗戦。第3日までは2人1組でプレー。最終日は1対1のマッチプレー。勝てば1ポイント、引き分けは0・5ポイントを獲得し、4日間合計で勝敗を決める。

※■は裏の里が非