近藤共弘(38)は首位を守って「ショット的にはミスもあるけど、パットに救われていい流れが切れなかったですね」とさわやかな笑みを浮かべた。

 18番では第1打を右のラフに曲げ、残り166ヤードを9番アイアンでグリーンに届かせてピン左4メートルへ。軽いスライスラインを見事に読み切って沈め、バーディーで締めた。「おまけみたいなバーディー」と言いつつも、「気分はいいし、明日につながる」と喜んだ。

 前日は62。ビッグスコアを出した翌日ならではの難しさもあったはずだが、「昨日は出来すぎ。今日、明日で苦しいときに、いい貯金をもらったなと思えるようになっている。守ろうとか、後ろ向きな気持ちはなかった」と振り返る。

 ツアー通算7勝目がかかる最終日に向けて「ショットは無難に、パットで攻めていければ」。パットに自信があるからこそ言えるセリフだった。