8位から出た松山英樹(23=LEXUS)が16年初戦で今季初の予選落ちを喫した。2バーディー、6ボギーの76をたたき、通算イーブンパー、144の73位でカットラインに1打及ばなかった。

 18番で予選通過がかかった2メートルのバーディーパットがカップに蹴られ、松山は天を仰いだ。「ほんのわずか、ラインが一筋違った」。微妙なパットを何度も外した1日を象徴する最終ホールだった。

 1番で1メートル半のパーパットが外れ、3番は3パットでボギーと序盤からつまずいた。7番ではティーショットを深い右ラフに入れて後退。ショットは前日から安定感を欠いたままで、17番(パー4)で第2打をバンカーに入れて第1日の貯金を使い果たした。

 昨年8月以来の予選落ちに「ショットが悪かったので仕方ない。でもパットのストロークは悪くない」と松山。次戦へ向け「時間ができたので、ショットの練習をする」と気持ちを切り替えた。