日本勢で唯一予選を通過した岩田寛(34=フリー)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算6アンダー、210で首位と3打差の9位に浮上した。

 インスタートの前半は8ホール連続でパーと我慢の滑り出しとなった。「パターがあんまり入らなかったけど、でも、タッチは合っていたので、そんなにイライラすることもなかった」。18番パー5では、残り252ヤードから3番ウッドでピン下5メートルにつけ、2オンに成功。イーグルこそ逃したが、2パットで初のバーディーを奪った。

 後半は1番でいきなりボギーをたたくも、2番で2メートルを沈めてバーディー。4番はグリーン手前の花道からチップインバーディーを決めた。6、8番もバーディーを奪い、ティーショットを右の深いラフに入れた最終9番もパーをセーブした。「風とピン位置が今日は伸ばしやすいと感じた。もうちょっと伸ばしたかったですけど…」と悔しがりつつ「昨日よりは良かったかなと思います」と笑顔も見せた。

 最終日が行われる31日は35歳の誕生日。トップ10フィニッシュとなれば、現時点で出場権のない次週フェニックス・オープン(2月4日開幕、米アリゾナ州TPCスコッツデール)にも出られる。「まあ、変わらないんで。また調整して明日に備えたいと思います」と話した。