最終ラウンドが行われ、3打差8位から4季ぶりの優勝を狙った宮里美香(26=NTTぷらら)は4バーディー、4ボギーの71と伸ばせず、通算7アンダー、277で15位となった。アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)が同14アンダーで2週前の初優勝に続くツアー2勝目。横峯さくらは24位、上原彩子は32位、宮里藍は46位、野村敏京は58位だった。

 宮里美はスタートから3ホールでスコアを2つ落とし、優勝争いから脱落した。第1日に65をマークして単独首位発進したが、その後は停滞し「2日目以降も3つ4つ伸ばさないと、このトーナメントでは勝てない」と課題を口にした。一方で大崩れせずに最終日まで可能性を残したのも事実。「耐えるゴルフが続いた中ではうまくできた。自分を褒めてあげていい」と、一定の手応えをにじませた。