プロ１９年目で１５度目のトップ５。３位でまたも初優勝を逃した山下和宏（４２＝ザ・サイプレスＧＣ）だったが「この試合がいいきっかけになる。来年もツアーでプレーできますからね」。賞金ランクが２９位に浮上、９年連続シードが確定的になったこともあり表情は明るかった。

　３打差逆転優勝を狙った最終日は６番までに４バーディーを奪取。その時点で通算９アンダーとし、単独首位に立った。優勝した■世昌（セン・セショウ、３０＝台湾）の猛チャージで、再び追う立場に。２打差を追う１６番パー４は第１打をフェアウエーに運んだが、第２打がまさかの池ポチャとなり、ダブルボギー…。「あそこに池があるなんて知らなかった。打った瞬間『１０００万円ぐらい捨てちゃった』と思いましたよ」と痛恨のミスショットも自虐的なギャグで振り返るなど、周囲を笑わせる余裕を見せていた。

※■は危のフシヅクリを取り、見の目を取ったものと言を縦に並べる