3週前の日本女子プロ選手権との2冠がかかる鈴木愛(22=セールスフォース)は3バーディー、1ボギーの69で回り、2アンダーで首位と1打差の2位と上々のスタートを切った。

 イ・ボミ(28=延田グループ、韓国)渡辺彩香(23=大東建託)という実力者がそろった組でもショットの安定感はNO・1。「ショットはほとんど思ったところに打てました。距離感も合っていましたし、久しぶりに良かった」とうなずく。唯一ティーショットでフェアウエーを外した最難関490ヤードのパー4でも4メートルのパーパットをねじ込んだ。後半はチャンスを逃して伸ばしきれず、不満は残ったが「決めきれなくて残念です。フフフ…」と表情は明るい。

 ここ5試合は日本女子プロの優勝を含め、全て1ケタ順位フィニッシュ。「少しずつ上げていくタイプなので、今のところいい順位。明日以降も楽しみだし、頑張りたいです」と自信をみなぎらせた。