女子ゴルフの藤田光里(22=レオパレスリゾートグアム)が17日、新宿・小田急ハルクスポーツで行われた、契約するキャロウェイのイベントに登場。トークショーなどでファンを沸かせた。

 9日に父でコーチの孝幸さん(享年63)が亡くなったばかりだが、集まったファンの前で気丈に振る舞い、笑顔を絶やさなかった。

 それでもイベント後には「四十九日があるので、来年1月いっぱいは(故郷の)北海道にいる感じ。例年とはちょっと違うオフになるかもしれないです。気持ちの整理がまだついてないので、来年はもしかしたら若干休む試合数が増えるかなとか、いろいろ考えることはありますね」と出場試合が減る可能性も示唆した。

 自身の今季最終戦となった大王製紙エリエールで32位となり、賞金ランキング48位で来季シード権を獲得した。だが左肘の肘部管症候群(肘の神経を骨が圧迫し、しびれが続く状態)を抱えながらのプレーで、その後の2週間は就寝時に電気治療。現在は肘を曲げないようにする装置をつけて寝ているという。

 来季について聞かれると「結果的には2勝目、3勝目をしていきたいですけど、今の状態と今季の調子をみた感じだと、優勝というよりは常に上位争い、10位以内にいたいという気持ちが強い。それでチャンスがあれば優勝したい」と現実的な目標を掲げた。