石川遼(25=CASIO)は3アンダーの69で回り、首位と5打差の34位発進となった。公傷制度を利用し昨秋から米ツアーに復帰して4戦目。今年最初のラウンドは4バーディー、1ボギーと及第点の内容だった。

 石川は新しいドライバー(キャロウェイEPIC)での第1打が好調でフェアウエーを外したのは2回だけだった。昨年は腰痛で2月から長期離脱。今季は公傷制度で20戦に出場が認められ、その中でポイントを稼いでシード権を更新しなければならない。体調管理への意識が高まり、スタートの4時間前にはウオーミングアップを始める。冷たい雨の中、「1年前に比べたら体のケアにかける時間が増えた。今日は寒くても体が硬いと感じなかった」と手応えを口にした。