アンダーパーで回るのは約2カ月ぶり。5バーディー、3ボギーの70ではつらつと回った18歳の畑岡奈紗は「落ち着いてプレーできた。ショットは距離も出て、安定していた」と笑顔を取り戻した。

 出場した4月以降の3試合は持ち前のショットが不安定で、予選落ちが続いていた。しかしこの日は「横振れが徐々にまとまってきた」。出だしの10番で、フェアウエーからの2打目を2・5メートルにつけてバーディー発進。コンスタントにチャンスをつくり、5つのバーディーを奪った。

 昨年は日本女子オープン選手権を制し、米ツアーの最終予選会を通過した。しかしプロとして挑む米ツアーではここまで2月の30位が最高で、ほとんど稼げていない。低迷脱出を期すルーキーは「引き続き、今日のようなゴルフができるようにしたい」と視線を先に向けた。